スペインの世界遺産・アルタミラ洞窟

スペインの世界遺産アルタミラ洞窟は、スペイン北部、カンタブリア州の州都サンタンデルから西へ30kmほどのサンティリャナ・デル・マールという人口約4000人の小さな町の高台にある洞窟で、洞窟の長さは約270mほど、少なくとも930の壁画が残ると言われています。

アルタミラ洞窟は1985年に世界遺産に登録された文化遺産です。

世界遺産アルタミラ洞窟壁画は、先史ヨーロッパ時代の区分で主にマドレーヌ期(約18,000年~10,000年前)と呼ばれる旧石器時代末期にクロマニョン人によって描かれた野牛、イノシシ、馬、トナカイなどの動物を中心とする壁画で、人類最初の芸術作品とも言われています。

壁画は、ソリュートレ期に属する約18,500年前頃のものと、マドレーヌ期前期頃の約16,500年前~14,000年前頃のものが含まれています。

特に、入り口から30mほどの所にある「大広間」とよばれる部屋の天井に描かれた絵は圧倒的な迫力を持ちます。

世界遺産アルタミラ洞窟壁画は、約13,000年前に落石によって洞窟の入り口が閉ざされたことにより、幸運にも壁画が封印され、1868年、とある猟師が偶然に見つけだし、現代によみがえったのです。

しかし、観光ブームによって世界遺産アルタミラ洞窟の中の絵は痛みがひどくなっているので、現在は公開されていません。

その代わりに、同じ敷地内に洞窟丸ごとのレプリカを作り、アルタミラ博物館として2001年にオープンしました。